ぎっくり腰の辛い痛みには、根本的な特効薬はありません。一番の薬は時間だと言われています。ですが、ちょっとした工夫で治りを早くすることは可能です。
ぎっくり腰に効くものを覚えてぜひ活用しましょう。まず、痛みを感じるようになったらロキソニンなどの鎮痛剤が効果的です。ただ効果が強い鎮痛剤は胃腸に負担をかけやすいため、空腹時には服用しないなど注意が必要です。
次にやはり湿布は効果的なので、家に常備しておきたいものですね。特に冷感タイプで鎮痛成分が入っていると尚良いでしょう。痛み始めた腰には温湿布よりも冷感タイプの方がおすすめです。
腰に痛みを感じる理由の多くは炎症が原因となっています。血行不良で腰周りの筋肉が凝り固まってしまい、突発的な衝撃から傷が入ってしまった状態が炎症です。
傷口から出血して治りが遅くなるようなことがないよう、患部を冷やしておくことはぎっくり腰の応急処置の基本。反対に入浴などの血行促進するような行為は避けた方が良いです。
また、食生活も気をつけたほうが良いですね。痛みを発症した直後は、消化に良いおかゆなどがベストですが痛みがひいてきたらタンパク質やビタミンを多く含んだ食品を食べましょう。
筋肉は炎症が治まってくると、細胞の修復作業に入ります。筋肉を修復するにはタンパク質、ビタミンEというような栄養素は必要不可欠なので、積極的に摂取していくと良いです。
例えば、大豆食品はタンパク質を豊富に含まれている食品として有名ですよね。動物性のタンパク質も取れるよう、豚肉なども食べると良いです。
また、ビタミンEは植物性の油に多く含まれています。オリーブオイルやアボカド、ナッツ類も植物油の一種です。サラダにオリーブオイルをかけて食べてみると摂取しやすいですよね。
痛みが少しひいてきたら、食生活にも気をつけながら、普段どおりの生活を送れる程度に運動していきましょう。寝たきりでいると、更に血行不良となり治りが遅くなります。
炎症がひいてきたら血行を改善させつつ、筋肉細胞が修復できるよう栄養もしっかり取って、再発しないようにしたいですね。