ぎっくり腰は安静期間はいつまで

ぎっくり腰になって一番困ることは何でしょうか。

「じっとしていなくてはならないこと」だと思います。

「こんなに痛いのだからしばらくは絶対安静だろう」と感じるでしょう。

ですが、一体いつまで安静にしていなくてはならないのでしょうか。

実は安静にしていれば早くよくなるということではありません。

寝たきりになることが、かえって治るペースを遅らせてしまうこともあるのです。

まず、発症した日と次の日は「安静」の期間です。

腰の筋肉がひどい炎症を起こしている状態ですから、休ませることが大切な期間です。

傷ついた筋肉を冷却して、楽な姿勢で休みましょう。

ちなみに、座ることは避けて下さい。座る姿勢は腰に負担がかかりますから、休むときは横になって楽な体勢を探ってみましょう。

おおよそ、発症してから3~4日は「安静期間」といえます。

行動はトイレなどの最小限に留め、無理やり動いて病院へ行く必要もありません。

無理に動いて筋肉を一層傷つけてしまっては逆効果です。

ですが5日を過ぎたあたりから、痛みはあるもののほんの少し歩きやすくなるのではないでしょうか。


「安静期間」は5~7日を目安に終了にしたいです。

もちろん、痛みはまだまだ残っている状態です。

発症から1週間前後は筋肉の細胞が必死で傷を修復している最中です。

ですが、痛いからといってまだ動かない状態だと返って治りにくくなります。

筋肉が凝り固まることで、筋肉細胞に酸素が届けられないと傷の修復も遅くなるからです。

ぜひ、整形外科などを受診してコルセットを処方してもらいましょう。

あわせてレントゲンやCTを撮って、体のほかの箇所に異常が無いか見てもらうことも大切ですね。

コルセットは直接的な治療ではありませんが、腰をサポートしてくれます。

行動範囲がひろがれば、歩くことによって腰の筋肉を少しずつ動かすことができます。

動かすことで、筋肉にも酸素が供給され傷の修復作業が捗るということなのです。

あくまで「少しずつ」「無理をしない」ことが前提です。

ですが、いつまでも「安静第一」で過ごす事のないよう、症状を正しく把握することがポイントになります。

痛みは1ヶ月は続くかと思いますが「まだ痛い」ではなく「こんなに痛くなくなってきた」と前向きに過ごしていきましょう。

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