ぎっくり腰予防にウォーキングが効果的

運動不足解消のために何か運動をしなくてはと考えたとき、まず何から始めますか?

多くの人が「まずウォーキングから始めてみるか」と思うのではないでしょうか。

いきなりジョギングは大変そうですが、歩くことから始めるのであれば長続きできそうですよね。

実は、ウォーキングはぎっくり腰の予防にも有効なのです。


ウォーキングは有酸素運動の一種。

ジョギングや水泳などの有酸素運動は腰痛予防に効果が期待できると言われています。

ぎっくり腰を発症してしまう原因を考えると、なぜ有酸素運動が効果的なのかが理解できるかと思います。

突発的な腰痛に襲われる原因の多くは「筋肉の酸欠」によって発症します。

筋肉の酸欠状態とはつまり、血行不良の状態が長く続いてしまうということを意味しています。

例えば、座っている時の腰の状態は血行不良に陥りやすいです。

筋肉が動かず血流が滞ると、酸素も行き渡りません。

酸素が行き渡らないと筋肉は硬くなってしまいます。

更に、座っている姿勢は腰で上半身の体重を支えているので、立っている状態よりも負荷は大きくなります。

凝り固まった筋肉に上から負荷をかけ続けたらどうなるでしょうか。

硬くなった筋肉は柔軟性に欠けるため、突発的な衝撃にも弱いです。

なので、突然腰をかがめたりすると、日ごろの筋肉への負担と重なって筋肉に傷が入ってしまうのです。

筋肉の傷、つまり炎症がぎっくり腰の痛みの原因。傷が治ってもまた筋肉が酸欠状態になれば腰痛は再発するでしょう。

そこで再発防止のために有酸素運動が有効となるのです。

ウォーキングなどの有酸素運動は血行が良くなり全身に酸素が行き渡ります。

酸素が充分に足りている状態であれば、筋肉も柔らかくなり柔軟性が出てくるでしょう。

ただし、あくまで「予防」として行うものであって、腰痛を発症して無理に有酸素運動をしても症状が悪化してしまう可能性があるので注意が必要です。

傷のついた筋肉で血行をよくすると、傷口から出血してしまうことがあります。

傷口・炎症がひどくなると治りも遅くなるので無理やり動くことは避けてください。

炎症が治まってくるには1週間程時間がかかるでしょう。

痛みがひくまでは、生活に必要最低限の動きに留めて、病院で腰の状態を検査してもらうことをおすすめします。

特に、太ももや足にしびれを感じる場合は椎間板ヘルニアを併発している可能性も高いので最悪の場合手術が必要になってきます。

自身の体の状態を正しく把握し、日ごろから予防に努めたいですね。

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