ぎっくり腰の原因になるくしゃみ

ぎっくり腰は、ふとした瞬間に衝撃的な痛みが腰に走ります。荷物を持ち上げようとしたとき、頭を洗っているときなどなど。特に、くしゃみをしようとしたときにグキッと痛くなったという話も、よく聞きます。

腰にとって負荷のかかる姿勢には注意が必要です。

ちょっとしたことを心がければ、突然の痛みを避けるとこができるでしょう。なかでも、くしゃみをするのはとっさのことで、なかなか予防が難しいかもしれません。


そもそも、どうしてくしゃみをするときにぎっくり腰になりやすいのでしょう。それは、前かがみになる姿勢が腰への負担を大きくしているからだと考えられています。

また、前かがみになる姿勢に加え、お腹に力が入り腹圧が上がることも原因のひとつとなっているようです。腹圧が上がると背骨への圧も上がり、さらに腰痛を引き起こしやすくなるようです。

予防策としては、背中を少し反るようにしてくしゃみをすることが良いでしょう。更に、何かにつかまるようにすると、力のかかり方が分散されてより効果的なようです。

また、ぎっくり腰予防として一番有効なことは、「普段から筋肉をほぐしておくこと」です。腰を痛める原因として多いのは、筋肉の硬直から起こる炎症だからです。炎症とは、筋肉に傷がついているような状態のことを指します。

柔軟性の高い筋肉は、突発的な衝撃や負荷にも絶えることができます。

ですが、腰周りの筋肉が血行不良に陥ると、筋肉は柔軟性を失い硬直してしまうのです。柔らかいゴムと、劣化して硬くなってしまったゴムをイメージすると分かりやすいかと思います。

日ごろから血行を促進し、柔らかい筋肉を保つことが予防に大切なことです。例えば、一日の終わりには湯船でしっかり温まり疲れを癒すことも効果的でしょう。月に一度、体のメンテナンスとして治療院へ言ってみるのも良いと思います。

特に、座っている時間が長くなっているという方は要注意です。立っているときよりも、座っているときの方が、腰への負担は大きくなるといわれています。上半身の体重が全て腰にかかるためです。

同じ姿勢が続き、腰への負担も大きいというダブルパンチは、腰痛の大きな要因となってしまいます。日ごろから腰のケアをし、ちょっとした動作にも注意していれば、ぎっくり腰は充分予防できるでしょう。

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