ぎっくり腰を発症すると、「一体いつ治るのか」ということが気になりますね。
いつまでこの痛みと付き合わなくてはいけないのかと考えると気が遠くなりますよね。
いつ治るのか、どれくらいで普段の生活に戻れるのか経過を症状と一緒に説明してみたいと思います。
まず、発症したその日から翌日は「絶対安静」の期間です。
発症してすぐに動けるようになる・完治する薬などは残念ながら無いと思います。
安静にして患部を冷やすことが効果的です。
ぎっくり腰とは、腰の筋肉が炎症を起こしている状態です。
冷やして炎症をしずめること、安静にして炎症・筋肉細胞の傷を修復させることを優先させましょう。
次に、3~5日程度経過した段階のお話です。
この段階になると少しだけ痛みがひいて動けるようになるかと思います。
冷却は継続して行いましょう。
まだ炎症は治らないので、引き続き冷却は必要です。
もし可能であれば、一度整形外科などを受診してみると良いでしょう。
レントゲンなどを撮って、他の病気が起因していないかなどを念のため調べてみると安心ですね。
場合によってはブロック注射などをうけることができるかもしれません。
「ブロック注射」とは痛みがひどい場合やヘルニアを発症している場合に有効です。
麻酔の一種で、痛みを伝える神経の働きを一部「ブロック」してくれる注射が「ブロック注射」です。
かなり痛みには効果的なので、症状に合わせて処方してもらいたいですね。
更に7~10日程度経てば、炎症はかなり軽くなる状態になるでしょう。
部屋の中を一人で動き回ることができるようになってくると思います。
ここから少しずつ普段の生活に戻すよう心がけていきたいです。
ただ、痛みが完全に消えているわけではないので無理は禁物です。
無理の無い程度に動き始めることで、凝り固まった筋肉を柔らかくしてより一層治りやすい腰をつくっていけます。
続けてきた患部の冷却ですが、7~10日程度で辞めて良いと思います。
まだまだ動くときに衝撃が走るという方は、医療機関でコルセットを処方してもらって下さい。
コルセットは痛みそのものを治すものではありません。
ですが、腰周りの筋肉をかなりサポートしてくれます。
普段の生活を送る程度の動きは、コルセットを装着することでかなり痛みは楽になると思います。
ドラックストアでも「腰ベルト」「骨盤ベルト」は販売されています。
値段も購入しやすいのですが、症状や体型にあわせてコルセットを選ぶとより効果的です。
一番オススメしたいのは医療機関でコルセットを処方してもらい、付け方を教えてもらった方が良いでしょう。
あとは、10~14日程度経過すると、かなり痛みが軽くなっていると思います。
もちろんまだ油断は禁物で、極端に腰を反らせたり前かがみになる姿勢は絶対に避けましょう。
おおよそ一ヶ月程度でやっと「治ったな」と感じられるようになるでしょう。
「いつ治るんだろう」と不安になることが多いかと思います。
ですが適切な処置を重ねることでスムーズに動けるようになりますので、諦めずにぎっくり腰を治していきましょう。