ぎっくり腰の上手な起き方

ぎっくり腰で寝ているときに、一番辛いのは起き上がる瞬間かもしれません。とは言っても、いくら安静第一とはいえ起き上がらないわけにはいきませんよね。

上手な起き方を知っていれば、もっと楽になれるでしょう。腰に負担のかかるような起き方をしていると、治りが遅くなってしまいます。

普通は、起き上がって立ち上がろうとすると思います。でも、腰が痛い状態で立ち上がって動くのはあまりオススメできません。腰が痛くて横になっている状態だと、どうしても筋肉が硬直してしまいます。


普段と同じように寝返りがうてれば、筋肉が動くので柔軟性が出てくるのですが、腰が痛い状態では寝返りもうてません。筋肉が硬直している状態でいきなり動かそうとすると、余計に筋肉を傷めてしまう可能性があります。

更に、立ち上がろうとするときに急に腰をかがめたり、腰を反らせるような動きを加えると腰にはかなりの負担がかかり痛みが強くなると思います。ですが立ち上がる際には腰を動かさざるを得ません。

一番良いのは立ち上がるのではなく、まず四つんばいになってみることです。動くときには四つんばいになって「ハイハイをする」ような要領で動くように心がけましょう。

四つんばいになって動くときには背中や股関節の筋肉を使うので腰への負担が軽減されるでしょう。

また、ハイハイをしてから立ち上がるようにすれば、体の筋肉が動き柔軟性が高くなっているので多少楽に立ち上がれるかと思いますよ。

さて、ハイハイをするにもまずは布団から出なくてはなりません。一番心がけるべきことは「腰をねじらない」ということです。頭からおしりまで、一本の棒が通っているようなイメージを持って動くとよいでしょう。

布団の中で横向きになり、腕を使って上半身を起こしますがそのときも、棒が体に通っているイメージを持ちながらゆっくり上半身を持ち上げて下さい。それから、膝も立てるようにして四つんばいになってみましょう。

ベッドに寝ている場合は上半身を起こしたら、そのまま足を床につけて立ち上がってよいかと思います。ベッドの場合は布団よりも立ち上がるのは楽かと思うので無理にハイハイをしなくても良いですよ。

ぎっくり腰を発症していると、普段の何気ない動きでも相当な時間をかけて動かなくてはいけなくなります。基本的にはゆっくり時間をかけて、腰への負担を最小限にした動きを心がけたいですね。

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