ぎっくり腰で一番心配なことは、「一体いつ治るんだろう」ということでしょう。普段の生活に早く戻りたいですよね。
腰を早く回復させるためにのポイントとは何でしょうか。また、痛みが完全に無くなるには、どの程度時間が必要なのでしょう。
まず、早く回復するために大切なことは応急処置です。応急処置を間違えてしまうと、腰の痛みが長引く原因ともなるので注意が必要なのです。
痛みを感じたらすぐに横になり患部を冷やして下さい。ぎっくり腰が発症した直後は、腰周りの筋肉が炎症を起こしている可能性が高いです。
炎症を起こしているとは、筋肉に負担がかかり傷がついている状態だといえます。傷口の血行が促進されてしまうと出血してしまい、状態が悪化してしまうので冷やして炎症を抑えることが大切なのです。
あとはとにかく安静第一。横になって休むことが先決でしょう。無理やり動くと筋肉の傷口から出血をしかねないので、横になって休みましょう。
できれば腰に負担が少ない「横向き」の体勢で寝ると尚良いですね。痛みを感じて3~4日程度は安静にしていることが一番の薬になります。
早く回復するための工夫は、少し痛みがひき始めてから少しずつ始めていきましょう。少し痛みがひいてきたら、ぜひ一度整形外科などで腰の検査を受けることをお勧めします。
腰の痛みには、様々な原因が考えられるからです。場合によっては、内臓の機能低下から腰に負担がかかっているということもあります。また、ヘルニアなどを併発していることもあり、手術が必要になってくるケースもあります。
レントゲン検査などで、現状を正しく把握することも大切なことです。その結果、一般的なぎっくり腰だということであれば、コルセットを処方してもらうと良いでしょう。
残念ながら、痛みを取り除く特効薬は無いので「弱った腰」をサポートすることを考えていくのです。コルセットは腰を支えてくれる助っ人として活用できます。
体型に合ったコルセットをつけることによって、立ち上がって動く苦痛がかなり軽減されるでしょう。後は寝ているとき以外にはコルセットをつけて生活するだけで、少しずつ腰は戻っていくと思います。
ただし、腰を反らせる、かがめるときには無理の無いよう、しばらく注意が必要です。コルセットをつけて2週間もすると腰はかなり楽になっているのではないでしょうか。
痛みを感じている間は、ずっと安静にしていなくてはいけないというイメージがあります。ですが、少しずつ筋肉の柔軟性を高めるためにある程度動かすことも治療のひとつなのです。
特別な体操などは必要ありませんが、コルセットなどの便利なアイテムを活用して、無理の無い範囲で普段の生活を心がけることが完治への近道です。