ぎっくり腰の大敵は「冷え」です。
冷えて血流が悪くなることからぎっくり腰が発症しやすくなるからです。
では、お風呂は発症した直後に入るべきなのでしょうか?それとも逆効果になってしまうのでしょうか?
実は大切なことは「タイミング」なのです。
お風呂をうまく活用することが予防につながります。
まず、ぎっくり腰が発症した直後はお風呂に入らないようにしましょう。
腰で炎症を起こしているため、熱を加えて更に組織を傷をつけてしまう恐れがあるからです。
発症してから2~3日程度は急に温めることは避けた方が良いでしょう。
ただ、体を洗ってスッキリしたい場合もありますよね。
どうしても入浴したいときには、シャワーだけにして浴槽には入らないようにすることがおすすめです。
髪を洗う姿勢をとった時に発症する方もいるくらいなので、腰に負担がかかることがないようくれぐれも注意してください。
反対に、一日の終わりに入浴することはとっても効果的です。
最初に書いたように「冷え」は大敵ですから、しっかり毎日温めて、血流を良くすることは大切です。
そもそも入浴タイムは副交感神経がはたらき緊張が緩和されるという効果も期待できますから、一石二鳥ですよ。
アロマを浴槽に数滴垂らして、香りを加えると更にリラックスできそう。
そして予防効果を更に高める入浴方法は「半身浴」です。
40度以下のぬるめのお湯で10~30分程度半身浴してみましょう。顔から汗が出てくるくらいがちょうどよいです。
入浴中は少しストレッチしてみて、より筋肉をゆるめられるようこころがけてみましょう。
入浴中、直後は筋肉がゆるんでるので、積極的にほぐしたいタイミングですね。
ちなみにストレッチが難しいかたは「腹式呼吸」をするだけでも良いです。
息を大きく吸うときにお腹を膨らましながら吸う。そしてゆっくり息を吐くときにおなかを凹ませながら吐き出します。
10回程度繰り返してみてください。息を吐き出すとき意外と腰周りの筋肉を使うんですよね。
最後に、湯上りにちょっと熱めのシャワーをあびて出ましょう。この「熱めのシャワー」も血行促進させる大きなポイントです。
いかがでしょうか?
お風呂とのじょうずな付き合い方で、予防ができます。
私はシャワー族なのですが、週に数回でもゆったりバスタイムをつくってみようかな。