ぎっくり腰の際の飲酒

ぎっくり腰でも、お酒好きの方にとっては「飲酒」は大切な時間だと思います。

お酒を飲んでいる時間は痛みを忘れられるかもしれません。

でも、ぎっくり腰への影響は?

飲酒は悪影響なのか、完治への手助けになってくれるのでしょうか。

答えは「NO」です。


飲酒は腰痛を発症している期間は避けてください。

更に言えば腰痛発症から約7~10日間は我慢しましょう。

特に注意すべきは発症から3日間での飲酒です。

絶対に腰痛発症から3日間はお酒は禁止だと思って下さい。

理由としては「炎症の悪化」を招くからです。

最悪、飲酒したことで後遺症につながる場合もあるでしょう。

ぎっくり腰を発症したときの腰の状態は筋肉の細胞が傷つき、内出血を起こしている場合が多いです。

そこにお酒を飲めば血流がよくなります。

血流がよくなった結果、炎症・傷がついている筋肉も血流促進されてしまい、傷からの出血が多くなる恐れがあるのです。

腰痛発症から3日間は特に傷口がふさがりきらない状態です。

かさぶたが出来る前に傷口を触ればもちろん怪我はひどくなりますね。

ひどいと筋肉の細胞が再生できないほど傷つけてしまい、腰の状態が悪化してしまうことに繋がるでしょう。

だいたい一週間もすると炎症は軽くなるのですが、筋肉の炎症がひどい期間は血流を促す行為はNGです。

痛みがひいてきてもぜひ一度病院で受診し、お医者さんの指示を仰ぎながら少しずつ飲酒を再開するようしましょう。

さて、すっかり腰の調子もよくなったからがんがんお酒を飲み始めてよいのでしょうか。

もしかすると、腰痛を発症したのは、そういった「お酒」との付き合い方が原因だったかもしれません。

実は、お酒やビールの飲みすぎでもぎっくり腰になりやすくなるのです。

胃腸が弱い人、胃腸虚弱な体質の人が家族にいるという方は要注意です。

お酒を飲んで胃腸が疲れると腸腰筋という骨盤の上の辺りの筋肉に負担がかかりやすくなります。

腸腰筋と隣接している骨盤・腰周りの筋肉も疲れが出てくるため腰痛に結びつく場合があるのです。

胃腸の疲れが原因で腰痛を発症する方の多くは、遺伝的に胃腸が弱い方が多いようなので、家族に胃腸虚弱な方がいるという肩は特に注意が必要でしょう。

また別の病気ではありますが、大量の飲酒は腰痛だけでなく急性すい炎も発症し腰から背中まで痛みが走り、症状が重くなることもあるのです。

ほどほどであれば、リラックスできストレス解消になるお酒です。

何事も適量で楽しみたいですね。

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