うつ伏せはぎっくり腰のときに休む姿勢として適切なのか

ぎっくり腰のときに大切なことは、「休む姿勢」にあります。

腰の筋肉が炎症を起こしている状態なので、速やかに患部を冷やして安静にすることが第一の処置です。

休むときに一番楽な姿勢で横になることが大切なのですが、仰向け・横向き・うつ伏せ、どれが腰にとっては良いのでしょうか。

答えは「そのとき一番楽だと思える姿勢」なのですが、横向きで休むことが楽だと言う方が多いようです。


普段からうつ伏せで寝ているという方もいるでしょう。

ですが、ちょっとその寝姿勢はぎっくり腰を機会に見直したほうが良いかもしれません。

腹ばいになってみると、腰はどういう曲がり方をしているか分かりやすいでしょう。

うつ伏せになると腰は反り返った状態となり、背骨に走っている脊椎神経と腰椎とがぶつかってしまうのです。

神経は痛みを伝える役割を果たしているナイーブな部分ですから、あまり圧迫したくないものなので、体にとっては大きい負担です。

例えばそのまま寝てしまうと、5〜8時間は神経を圧迫し続けることになり、腰痛の原因となり得るでしょう。

筋肉の炎症だけではなく、ヘルニア・坐骨神経痛をひきおこしては痛みが長引いてしまいます。

更に付け加えると、普段から寝返りを打つことが大切です。

寝返りをうちながら姿勢を変えて、筋肉が凝り固まらないようにしているので、寝返りのうちにくいうつ伏せの姿勢は、やはり腰痛の原因になりやすいといえるでしょう。

ぎっくり腰になったときにどうしてもうつ伏せで横になりたいのであれば、少し工夫が必要です。

腹ばいになった状態で、お腹の下にクッションやバスタオルを挟んでください。

腰の反り返り方が少し穏やかになるので、腰への負担が軽くなります。

とは言っても、やはり長時間同じ姿勢は避けたいですね。

腰が痛いときにオススメの姿勢は、「胎児スタイル」です。

横向きに横になって軽く膝をかかえるような姿勢になります。

この胎児スタイルで腰の痛い部分を冷やすと良いと思います。

寝る体勢ひとつとっても、腰痛とつながっているということですね。

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