ぎっくり腰の大敵は「筋肉を酷使し続けること」反対に「同じ姿勢を続けること」です。
筋肉を酷使すること、同じ姿勢を続けることで筋肉が凝り固まり、炎症を起こしてぎっくり腰が発症するのです。
特に「同じ姿勢を続けること」とは特にどういう姿勢なのでしょうか。
実は椅子に座ること・座る姿勢がぎっくり腰の原因になってしまうのです。
まず、立っている姿勢と座っている姿勢ではどちらが腰に負担がかかるかご存知ですか?
諸説ありますが立っているより座っている方が倍近く腰に負担がかかるとも言われています。
座り続けて腰の筋肉に負担がかかると突然の衝撃で筋肉が傷つき炎症を起こしやすくなります。
若い人でも腰痛で悩む人が多いのはパソコンに向かう時間が増えてきてるからでしょうか。
また要注意な椅子の座り方はいくつかあります。
・前のめりになって背中が丸まっている座り方
・ひじをついてパソコンの画面を見る癖がついている
・足を組んでしまう
ひとつも当てはまらない方のほうが少ないのではないでしょうか。
更に、崩れた姿勢で座った状態から立ち上がるときには、自分の体重の5倍以上の負担が腰にかかるのでダブルパンチですね。
では、どういった姿勢が理想的なのでしょう。
大きなポイントは「まっすぐ座ること」です。
椅子には深く腰掛け、おなかをまっすぐ伸ばすことを心がけてみてください。
足全体を地面につけるよう意識すると尚良いです。
長時間同じ姿勢でいること自体、腰に負担はかかります。
ですが、正しい姿勢をとることによって腰への負担はかなり軽減されるので心がけたいところですね。
しかし、デスクワークが多いと、どうしても腰痛はつきものです。
いざ腰を痛めてしまったときに楽な座り方もぜひ知っておきましょう。
ただ、痛みがひどいときは横になることが一番だということは念頭に置いておいて下さいね。
腰痛が発症してしまったときにどうしても座らなければならない場合、ポイントは「前かがみにならないこと」です。
足の力・膝の力を活用して座ることと、腰を少し前に反らせることを意識して座ってみましょう。
工夫としては座るときに天井を見ながらゆっくりと腰掛けると自然と腰が前に反り楽になりますよ。
浅く座らず、足は全面床についている状態をキープしてください。
ただし、やはりぎっくり腰のときは座る姿勢は避けることが一番です。
様子を見ながら決して無理はしないように気をつけましょう。