ぎっくり腰になったら炎症をまず鎮めよう

ぎっくり腰のあの痛みはどうして突然発症するのでしょうか。

また、ぎっくり腰の痛みにはまず何をするべきなのでしょうか。

ぎっくり腰の「グキッ」という痛みは、筋肉の炎症によるものです。

痛みが腰に走ったら、まずは炎症を鎮めるために患部を冷やしましょう。

そもそも、ぎっくり腰は凝り固まって弱った筋肉が、傷ついて炎症を起こしている状態です。

同じ姿勢が長時間続き筋肉が固まっているところに、突発的な衝撃が加わって炎症が起きてしまいます。

例えば、柔らかいゴムと劣化して固まったゴムとでは衝撃に耐えられるのは、柔らかいゴムですよね。

筋肉も、動かさない時間が長ければ劣化したゴムのように固まってしまうのです。

なので、まず痛みを感じたら、横になって痛みを感じている部分を冷やすことが必要でしょう。


筋肉が傷ついた状態で無理に動けば、血行が促進され傷口から出血してしまう可能性があります。

傷が悪化しないように、安静第一です。

冷感タイプの湿布、または熱冷まし用の保冷剤で冷やすことを続けましょう。

ただし、20分以上冷やし続けると冷えすぎてかえって血流が激しくなるので、休み休み続けることをおすすめします。

あまりの痛さに眠れないこともありますよね。

痛みがひどい場合は痛み止めを服用してみましょう。

炎症が治まるには、だいたい1週間程度は時間が必要かと思います。

それまでは、腰周りの筋肉を温めるような行為は避けた方が良いです。

筋肉を温める代表的な行為は入浴ですが、湯船につかって温まるのは、完全に痛みがひくまでは避けた方が無難でしょう。

簡単にシャワーで汗を流す程度に留めて下さい。

そして、痛みだけではなく、太ももや足にしびれを感じるという場合は要注意です。

筋肉が傷ついているだけではなく、椎間板ヘルニアを併発していることが考えられます。

椎間板ヘルニアは、背骨と背骨の間にあるクッション、つまり椎間板が何かしらの負荷で飛び出して神経に触れてしまう腰痛の一種です。

椎間板が神経を突いている様な状態なので、痛みと痺れを感じるようになります。

椎間板ヘルニアは最悪の場合手術が必要となるので、症状が出はじめたところで早めに医療機関を受診しましょう。

「ブロック注射」のように、神経の痛みを伝える機能をブロックして痛みを感じにくくさせる麻酔を処方してもらえることがあります。

かなり痛みは軽減されるので、ぜひ一度検査してみてください。

日ごろから筋肉の柔軟性を高くして、ちょっとした衝撃にも耐えられるような体作りを実践してみましょう。

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