ぎっくり腰予防に「カイロプラクティック」を取り入れよう

「カイロプラクティック」という施療方法をご存知でしょうか? 時々看板などで見かけますね。でも本当のところはどのような治療法か、よく分からないのが実情ではないでしょうか。

一般には略して「カイロ」といわれることが多く、接骨院や整体院などで受けることが出来る施療の一種です。

さて、気になるのはぎっくり腰にも効果があるの?というところですね。どういったメカニズムの施療なのかを知り、効果的にカイロを取り入れましょう。

そもそも「カイロ」という施療の基本は、「体のゆがみを取り除き自然治癒力を高める」ことにあります。筋肉をもみほぐすようなマッサージとは、考え方が根本的に違います。


カイロの基本的な施療方法は、「背骨」の矯正を重点的に行うことです。

背骨には、神経の束が通っています。神経には、人間の感覚を司る重要な働きがあります。

その神経を背骨や筋肉で強く圧迫すれば、「痛み」など体の不調につながってしまうのです。

まずは神経の通り道をスムーズにすることによって、体の悩みを改善していこうという施療が「カイロ」の考え方です。

では、ぎっくり腰の場合、カイロは適した施療だといえるのでしょうか。

まず、腰に痛みを感じるうちは、どのような施療も受けないほうが無難でしょう。施療よりも自身で応急処置をして、医療機関で検査をすることが先決です。

ぎっくり腰の多くは、「腰周りの筋肉の炎症」が原因だといわれています。炎症を抑えるために効果的な応急処置は冷やすことです。

硬直した筋肉に傷がついて炎症となっているので、血行が促進されて傷口から出血するようなことが無いよう、患部を冷やして下さい。次に、体の状態を正しく知るため、整形外科でレントゲン撮影などを行うことがオススメです。

中には、臓器の疲労から腰に負担がかかって腰に痛みを感じているケースもあります。また、椎間板ヘルニアを併発していることもあります。ヘルニアの場合は無理に背骨に圧をかけるような施療は避けたいので、医師の指示を仰ぎながら治療を続けていきたいですね。

ぎっくり腰を発症して3~5日程度患部の冷却を続けていれば炎症も治まり、動けるようになってくるでしょう。そこからカイロの施術を受けていきましょう。

体のバランスを整えるというカイロの効果は、硬直してしまった腰の筋肉の血流を良くしてくれることです。筋肉の血流が良くなるということは酸素が筋肉に行き渡り、柔軟性がでてくるということです。

柔軟性の高い筋肉は、新品のゴムのように突発的な衝撃にも耐えることができます。通常、ぎっくり腰は、1ヶ月程時間をかけて普段の生活に戻っていくようなイメージです。ですがカイロを取り入れることによってより早く体のバランスが整えられ、普段通りの生活に戻りやすくなるでしょう。

「カイロ」は、腰痛が再発しにくく、バランスの良い体作りを手助けしてくれる施療だといえるでしょう。正しく状態を把握して、上手に施療を取り入れていきたいですね。

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